鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

基準荷重/試験荷重/試験荷重(ロックウェル硬さ試験の)



”機械試験”の中の、”硬さ試験”に分類されている用語のうち、『基準荷重』、『試験荷重』、『試験荷重(ロックウェル硬さ試験の)』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”硬さ試験”に分類されている用語には、以下の、『基準荷重』、『試験荷重』、『試験荷重(ロックウェル硬さ試験の)』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 硬さ試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験

番号: 1411

用語: 基準荷重

定義:
ロックウェル硬さ試験
(※1)において、圧子の進入深さの測定の基準となる位置を設定するために、あらかじめ試料の試験面に圧子を押付けるため加える一定の荷重。
表1 ロックウェル硬さの種類
(割愛)

対応英語(参考):
preliminary test force


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験

番号: 1412

用語: 試験荷重

定義:
押込み硬さ試験において、試料に圧子を押し込むために加える一定の荷重。

対応英語(参考):
test force


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験

番号: 1413

用語: 試験荷重(ロックウェル硬さ試験の)

定義:
ロックウェル硬さ試験において、基準荷重を加えた後、更に圧子を押込むために加える一定の荷重(表1 参照)。

対応英語(参考):
additional test force [(total test force)-(preliminary test force)]


(※1)
ロックウェル硬さ試験については、以下のJIS規格に詳細が規定されています。

JISZ2245
ロックウェル硬さ試験−試験方法

この規格では、金属材料に関するロックウェル硬さ及びロックウェルスーパーフィシャル硬さ試験方法について規定されています。