鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

炭素鋼/合金鋼



”鋼の種類、粗鋼、鋼片”に分類されている用語のうち、『炭素鋼』、『合金鋼』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼の種類、粗鋼、鋼片”に分類されている用語には、以下の、『炭素鋼』、『合金鋼』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼の種類、粗鋼、鋼片】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼の種類、粗鋼、鋼片

番号: 1102

用語: 炭素鋼

定義:
鉄と炭素の合金で炭素含有量が通常 0.02〜約2% の範囲の鋼。
なお、少量のけい素、マンガン、りん、硫黄などを含むのが普通である。
便宜上、炭素含有量又は硬さ(強度も含まれる。)によって炭素鋼は更に次のように分類される場合がある。
<炭素含有量による分類>
低炭素工、中炭素鋼、高炭素鋼
<硬さによる分類>
極軟鋼、軟鋼、硬鋼

対応英語(参考):
carbon steel


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼の種類、粗鋼、鋼片

番号: 1103

用語: 合金鋼(※1)

定義:
鋼の性質を改善向上させるため、又は所定の性質をもたせるために合金元素を1種又は2種以上含有させた鋼。
合金元素の含有量の基準は ISO と若干異なるが、関税協力理事会(Customs Co-operation Council)の分類では化学成分が次の数値以上の鋼をいう。
(合金元素):(含有量%)
・Al : 0.3
・B : 0.0008
・Cr : 0.3
・Co : 0.3
・Cu : 0.4
・Pb : 0.4
・Mn : 1.65
・Mo : 0.08
・Ni : 0.3
・Nb : 0.06
・Si : 0.6
・Ti : 0.05
・W : 0.3
・V : 0.1
・Zr : 0.05
・その他S、P、C、Nを除く : 0.1
便宜上、合金元素含有量の多少によって、高合金鋼又は低合金鋼ということもある。

対応英語(参考):
alloy steel


(※1)
最も身近な合金鋼としては、SUS304に代表されるステンレス鋼も合金鋼の一つです。