鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

冷間圧造用ボロン鋼線材/鉄線/硬鋼線/ピアノ線



”鋼材(用途別)”に分類されている用語のうち、『冷間圧造用ボロン鋼線材』、『鉄線』、『硬鋼線』、『ピアノ線』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(用途別)”に分類されている用語には、以下の、『冷間圧造用ボロン鋼線材』、『鉄線』、『硬鋼線』、『ピアノ線』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(用途別)】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3306

用語: 冷間圧造用ボロン鋼線材(※1)

定義:
冷間圧造用ボロン鋼線の製造に用いられるボロン鋼線材。
炭素0.40%以下及びマンガン1.65%以下を含有し、更に焼入性を向上させるため、微量のボロンを含有させた鋼。

対応英語(参考):
carbon steel wire rods for cold heading and cold forging


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3401

用語: 鉄線

定義:
軟鋼線材を用い伸線など冷間加工して仕上げられた鋼線。
これに熱処理を行ったもの及びローラなどで異形加工を行うものの総称。
くぎ、金網、亜鉛めっき鉄線などの製造に用いられる。

対応英語(参考):
low carbon steel wires


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3402

用語: 硬鋼線

定義:
硬鋼線材を用い、通常、熱処理後伸線など冷間加工して仕上げられた鋼線。ばね、針、スポークなどの製造に用いられる。

対応英語(参考):
hard drawn steel wires


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3403

用語: ピアノ線

定義:
ピアノ線材を用い、通常、パテンチング後伸線など冷間加工して仕上げられた鋼線。
高級ばね、タイヤコートなどの製造に用いられる。

対応英語(参考):
piano wires


(※1)
冷間圧造用ボロン鋼線材のJIS規格としては、以下の規格があります。

JIS G 3508-1
冷間圧造用ボロン鋼−第1部:線材